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by missiontomars

『政権選択』の巻

ものすご~く久方ぶりの更新です。  さて・・・

「政権選択選挙」、今回の総選挙を多くのメディアがそう呼んでいますね。
しかし、よく考えてみれば、国政選挙が国の政権(政党)を選択する選挙で
あるのは当たり前の事で、政権選択選挙ってのは本来ヘンな日本語でしょう。
「総裁選択総裁選挙」って言ってるようなモンです。

ところが、日本の場合は、戦後ほんの一時期を除いて、殆どの期間にわたって
自民党が政権をになってきた訳で、今回の選挙が「政権選択選挙」と呼ばれる
のは、理にかなっているとも言える訳ですよね。

であるので、僕は今回に限っては「政権選択選挙」なる言葉に異論無しです。
本来なら、とってもおかしな話ではあるんですがね。。

また「政権交代は目的ではなく手段のはずだ!」と言う事もよく言われます。
至極真っ当な意見な訳ですが、これまた上記と同じ理由からして、今回に
限っては「まずは政権交代が目的。」で良いと思いますね。

一度政権交代と言う現象を経ておかなければ、「政権交代は手段」と言う、本来
あるべき当然の状況すらも生まれないでしょう。

「政権交代が手段」を当然の物とするには、一旦「政権交代を目的」にするしか
ない。先進国の中では異質な、そういう特殊な環境におかれているのが日本と
言う国であろうと思います。

とまあ、そう言うわけで、僕は今回の選挙小選挙区も比例区も民主党への
投票を決めています。



さて、ネットを眺めていると、民主党に対するネガティブキャンペーンがかなり
凄いですね。

ほんの10年ちょっと前までは、日本は言論界もメディアも完全に左翼が席巻
していて、「戦前の日本は暗黒で絶対悪」「中国、韓国が日本に対して抗議を
してきた際は、常に彼等の言い分が正しく、日本側が悪である。」「自衛隊も
在日米軍も存在そのものが悪である。日本の平和は憲法9条によって守られて
いる。」などと言う、げんなりとするしかない、トホホな意見に支配されていました。

しかし、小林よしのりの「戦争論」あたりを境にしてなのか、だいぶそう言った状況
は改善されてきたと言えるでしょう。

最近の出版物の売り上げ傾向や、社民党、共産党と言った勢力の衰退を見ても
その傾向ははっきり読み取れると思います。

しかし、ネットでは、それが行き過ぎてしまったのかなんなのか、「常軌を逸してる
んじゃないの?」と感じる、民主批判が目立ちます。

まるで、民主党政権が出来たら、日本は韓国人にのっとられ、竹島も対馬も尖閣
諸島も北方領土も全部もってかれ、日本は中国共産党の支部になるかの如き書
かれよう。

おいおい、これじゃあ方向性が違うだけで、化石左翼を笑えないんと違いますか?

まあ、確かに安全保障や外交、国家観の点で民主党に不安を感じる部分があるの
は僕も認めますがね。。それでも上記の様な異常な事になる訳がない。

あの社会党ですらも、一次自民党に担がれて、政権に就いた際は、自衛隊と日米
安保を合憲と認めた訳で。

ともかく、一つの政権が長期にわたって政権を担い続けた事による、根深いしが
らみ利権談合共産主義を少しでも破壊する事が、今現時点ではもっとも大事な
事でしょう。

自民どうこう、民主どうこうの以前に、「政権交代が常に可能な社会」でなければ
それは不可能であろうと思います。「だからまずは政権交代なんだ!」と。
こう言う訳でございます。

ただ、社民党が政権に入ってくるのだけは、どうしても嫌だなあ。。。。。
ホントに嫌だ。確かに、現状、もし仮に今回、民主党が超々大圧勝したところで、
参議院では、社民党まで含めて連立を組まないと過半数を維持できないと言う厳しい
台所事情は理解できるんだが。。。社民党なんか上記のまさに化石左翼じゃないか。。

そんなところと連立組んで、ほんまに大丈夫なんか? それだけが心配だ。。
社民党を連立に加えるぐらいなら、批判を覚悟の上でも公明党と連立した方が
よっぽど良さそうだ。。(実際、公明党は内心では、下野後にほとぼりの冷めた頃を
狙って民主党に擦り寄ろうと考えてるんだろうと、僕は思うが。。)



さて、どちらにせよ、次の選挙は日本史の教科書にのってもおかしくないぐらいの
大きな大きな、選挙です。有権者はしっかりと、投票に行きましょう。
投票に行かない人間は、政治に対し、一切の文句を言う資格もないでしょう。
はっきり言って。
by missiontomars | 2009-08-23 01:48 | 政治・経済の話題