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by missiontomars

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 先週火曜日、森ノ宮ピロティーホールにて、三谷幸喜脚本演出の
舞台『国民の映画』を見てきました。
 コメディータッチの作品なのかと思いきや、観劇後にとても重たい
ものが残る、非常にシリアスな内容だったので、ちょっと面喰ってし
まいました。
とは言え、そこは三谷作品、随所に笑いも散りばめられてはいる訳
ですが。

 時代は1940年代前半、ナチス時代のドイツ・ベルリン。
ナチスの宣伝大臣であるゲッペルスが、ドイツ中から、映画関係者を
招いて開いたホームパーティーが舞台です。

 招待客は「映画人は作品を発表してこそナンボである。」と言う
考えの下、ナチスに寄り添う事も厭わない人物から、ナチス下で
自らの所を禁書とされ、ゲッペルスとは因縁浅はかなる関係にある
はずのケストナーまで、実に様々です。

 ゲッペルスが彼等を招いたその目的はただ一つ、『風邪と共に
去りぬ』にも勝る、ドイツ国民全てが誇る事の出来る『国民の映画』を
作り上げる事でした。

 一方、パーティーにはナチスの関係者であるヒムラーやゲーリングも
参加しており、この事が後半になって、1つ大きな意味を持ってきます。

 そして、この作品で、主役のゲッペルス(小日向文世)以上に重要な
人物であるのが、ゲッペルス邸の執事であるフリッツ(小林隆)です。

 前半は、その殆どが賓客の集合を描く事に割かれていて、言わば
登場人物紹介の時間となっています。
 一人ひとりの個性を引き立たせる演出はさすがは三谷さんだなと
言った感じですが、さしたるストーリー展開はなく、ちょっと退屈感が
あった事も事実かも。。
 少々登場人物が多すぎたかもしれませんね。

 そして休憩を挟んでの後半、前半までの軽いノリがウソのように、
一気に「重たい」方向に話は展開します。

 来客のひとりが、うっかり口を滑らせ、フリッツがユダヤ人である事を、
口にしてしまうのがきっかけです。

 そして、ナチスが進めようとしているユダヤ人へのホロコーストの実態が
明らかになるにつれ、集まった映画人の殆どが、「これ以上ナチスには
協力できない。」と、その場を去っていきます。

 前半までのゲッペルスは、映画好きが昂じて、公私混同ぎみに職権
乱用までして、理想の映画を作ろうとする、見方によっては人間味のある
人物として描かれています。
 しかし、この時点から、急激に狂気に満ちた人物として描かれ初めます。
 それは、どちらが本当のゲッペルスと言う訳でもなく、どちらも本当の
ゲッペルスであると言う事なのでしょう。

 三谷さんは、パンフレットの中で、

『少なくとも僕が見てきた作品で、そういう(人間味のある)ゲッペルスを
描いたものはひとつもないわけですよ。大抵は最初から『仮面ライダー』の
悪役のような存在で。
 でも僕はそれだと逆に違う気がする。彼らにもそういう人間味溢れる
部分があったにも関わらず、結果的にああいうことになってしまった、と
見ることが、大事なんだと思うんです。』

と語っていますが、「なるほど、確かにそう言った構成になっていたな。」と
納得しました。

 作品も終わりに近づいて来たあたりで、ゲッペルスの妻であるマグダ・
ゲッペルス(石田ゆりこ)が、こんな事をつぶやくシーンがあります。

『(フリッツは)ユダヤ人にしては嫌な感じがしなかったのにね。』

 物凄くサラッと、あっさりと、何事もなかったかの様に話された台詞
でした。

 しかし、だからこそ恐ろしいと言うか、無意識の差別と言うものを物凄く
端的に表しているなと感じました。

 さて、次回の三谷作品も見に行きたいんだけど、今度のは関西公演が
ないらしい、、、しょうがないから東京まで見に行こうか。。
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by missiontomars | 2011-04-19 03:21 | 感想・レビュー関連
 開幕日を巡ってゴタゴタしたプロ野球ですが、1週間後にはいよいよ開幕を
迎えます。と言う訳で、前身のブログ時代から毎年恒例の、12球団の戦力
分析と順位予想をしたいと思います。

 まずは、パ・リーグから。


1位 東北楽天ゴールデンイーグルス


 エースの岩隈は、昨年、ポスティングシステムを利用してのメジャー
移籍を目指したものの、交渉が決裂して、結局チームに残留する事に。

 今にして思えば、今年楽天を優勝に導く為の天命だったのではないか
と考えたくなってきます。
 とは言え、戦力的に見れば、やはり上位球団には見劣りする部分は
否めません。
 しかし、こんな状況ですから、願いを込めて1位予想としました。
なんとか頑張って欲しいです。

 先発陣は岩隈、田中は文句無しで、永井も完全に当確ですが、それに
続く人が現れるかどうか。これは、ここ数年の課題でもあります。
 その意味でラズナーには期待したいところです。

それ以上に心配なのは、中継ぎと抑え。確定してるメンバーは、あまり
いないのが現状でしょう。

 一方の野手陣ですが、メジャー復帰組の松井と岩村が期待通りの
活躍を見せれば、鉄平、草野、高須などのメンバーらと上手く打線が
つながり、それなりのモノが出来そうな気がします。

 頑張れ東北!頑張れ楽天!


2位 福岡ソフトバンクホークス


 昨年は、シーズン終盤に大逆転優勝をしたものの、結局は鬼門の
クライマックスシリーズで敗れてしまいました。
 今年は細川、カブレラ、そして内川と大型補強を断行。さらに強力な
布陣となりました。

 昨年の先発陣は杉内、和田のWエースに頼り切りでした。今年は
中継ぎエースの摂津が、先発に転向する訳ですが、これが吉と出るか
凶と出るかは、今年のホークスの命運を左右するでしょう。個人的には、
あまり良作とは思えませんが。
 また新垣の復活にも期待がかかるでしょう。
 
 ただ、それでも中継ぎ陣は、他球団の平均的レベルよりは充実している
感があり、そこは、さすがです。

 一方の打線は、松中、小久保、多村、カブレラ、内川・・と、かなりの
破壊力を秘めたものになっています。これは恐ろしいです。







3位 埼玉西武ライオンズ


 昨年は、シーズン終盤に逆転を食らって優勝を逃し、さらには
クライマックスシリーズでも思わぬ逆転劇で敗戦。非常に悔しい
シーズンとなりました。

 先発陣は涌井を筆頭に、帆足、岸、石井あたりがローテ当確組。
可もなく、不可もなくと言ったところでしょうか。

 抑え、中継ぎはそれなりのメンバーがいるとは思うのですが、
1年を通して活躍した実績のある選手が少ない事に不安が残り
ます。思えば、昨年終盤の失速も、それが原因だと言えます。

 一方の野手陣ですが、正捕手の細川が移籍したので、銀仁郎
の成長が1つの大きなポイントでしょう。

 打線については、非常にバランスが取れたものになっていて、
心配は少ないと思います。昨年は怪我で大きく出遅れた中村も
不動の4番として、しっかり働いてくれる事でしょう。






4位  北海道日本ハムファイターズ



 昨年は、シーズン序盤に大きくつまずいて、らしくない不甲斐ない
結果に終わってしまいました。その意味で今年に掛ける思いは
強いでしょう。

 先発陣は、絶対的エースダルビッシュを筆頭に、武田勝とケッぺル
は計算が付くものの、それに続く投手がいないの不安な所で、これは
ここ数年の課題でもあります。八木あたりが本来の実力を発揮すると
大きいのですが。
 注目度ナンバーワンの斎藤が、どの程度の活躍を見せるかも注目
したいところです。

 中継ぎ・抑えについても、盤石とは言い難い印象です。

 一方の野手陣については、正捕手鶴岡の負傷離脱が痛手です。
ただ、その一方で、小谷野が開幕に間に合い、そして何よりも、中田の
急成長と言った明るい材料もあります。中田には是非とも期待したい
ところです。



5位 千葉ロッテマリーンズ


 昨年は、『史上最大の下剋上』を達成し、見事日本一に輝いた千葉ロッテ
ですが、昨年と比べ、戦力ダウンは否めません。
 何と言っても、西岡と小林がチームを去った事は痛手でしょう。

 先発陣は成瀬、渡辺、唐川、マーフィーと言ったあたり。成瀬は全く心配
ないでしょうが、全体的には可もなく、不可もなくと言った印象です。
 
 中継ぎ・抑えについては、小林が抜けた分の穴埋めをどうするかでしょう。
内、薮田、伊藤など、昨年も活躍したメンバーには、特に大きな期待が掛か
ります。

 一方野手陣で特に注目なのが、ショートへとコンバートになった荻野でしょう。
昨年は、西岡との1・2番コンビで、シーズン序盤、素晴らしい大活躍を見せま
した。しかし、シーズン前半に負傷、離脱・・・。
 西岡の穴を埋めるには、彼と清田の新1・2番が大いに頑張るしかないのでは
ないかと思います。




6位 オリックスバファローズ  


 昨年は岡田監督が就任し。交流戦では優勝を果たすなど、ここ数年の
弱小球団としての立場から脱出する、光明も見えかけました。
 特にエース金子と4番のT岡田が大きく成長した事は、大きな収穫でした。

 ところが、今年はその金子が負傷離脱し、前半戦絶望・・・。これはあまり
にも痛すぎます。
中継ぎ・抑えは平野や岸田と言ったあたりの大車輪の活躍が期待されます
が、全体的には、まだ計算が立つ段階ではないと感じます。

 野手陣については、不動の1番坂口、4番の岡田を中心として、バルデ
ィリスや巨人より移籍とイ・スンヨプ。また大引や駿太あたりにも活躍が
期待されます。
 しかし、こちらも正直言って計算が立つまでには至っていない印象です。




続いて、セ・リーグです。




1位 阪神タイガース



 ここ数年のタイガースは、先発のコマ不足が悩みの種でしたが、
今年は、やや解消の芽が見えてきた感じがします。
能見、久保、スタンリッジ、岩田、秋山と言ったあたりが一年を通して
活躍してくれた場合には、かなり期待できると思っています。

 中継ぎ・抑えについても、JFKの解散以降、藤川1人に負担が
かかり過ぎていていた訳ですが、これも小林の加入により、解消に
向かう目途が立ちました。

 打線については、今年もマートン、ブラゼルの両外人に期待が
掛ります。彼らが期待通りの活躍をしてくれれば、相当な打線に
なるのは間違いないでしょう。




2位 読売ジャイアンツ



 昨年は後半戦に、先発陣が大きく崩れ、チームも失速してしまい
ました。
 当然、先発陣の立て直しが大きな課題になる訳ですが、まだその
目途が立っているとまでは、言えないのが現状でしょう。

 昨年、実質エースであった東野も、実績と言えるのはまだ1年だけ
であり、本来のエースの内海はイマイチ信頼が置けません。
実力は充分にあるはずのグライシンガーも、結果を残せるかは、
始まってみなければ分からないと言った所でしょうか。

 一方、中継ぎ・抑えは質・量ともに豊富であり、あまり心配は
いらないのではないかと言う印象です。

 打線の強力さについては、今さら触れるまでもないでしょう。
飛ばないボールの影響が懸念されてもいますが、それ程心配する
必要はないと個人的には思っています。


3位 東京ヤクルトスワローズ


 昨年は、後半戦になかなかの強さを見せつけたスワローズ。
ここ数年、4位が定位置になっている感がありますが、今年はAクラス
進出を果たしたい所でしょう。

 先発は石川、館山を中心に村中、由規の若手2人加えた4人が
ローテの中心として期待されます。
抑えには林昌勇が君臨し、そこにつなぐ中継ぎにも松岡がいるので
こちらも心強いです。

 野手陣に目を移すと、こちらはやや迫力不足は否めません。
バレンティンとホワイトセルの両外国人の活躍が期待されます。
青木については、何の心配もないでしょう。




4位  中日ドラゴンズ 


 昨年、打高投低傾向が顕著であったセ・リーグにおいて、盤石の
投手力を見せつけ、優勝を飾ったドラゴンズ。

 しかし、今年は吉見とチェンの両エースがそろって開幕に出遅れる
緊急事態です。これはあまりに痛いでしょう。

 また中継ぎ陣は浅尾を筆頭として、強力なものの、抑えの岩瀬には
衰えが見え、不安が残ります。

 一方の打線は森野、和田の3・4番は強力なものの、それ以外はまだ
未知数と言ったところでしょうか。
 荒木・井端の1・2番コンビは復活するのか?ブランコ・グスマンの
両外国人は機能するのか?
 ここら辺の事情で、打線は強力にもぜい弱にもなりえる印象です。




5位 広島東洋カープ


 昨年の広島は、前田健太が急成長、一気にセ・リーグのエースへと
のし上がりました。今年も活躍が期待されます。
 しかし、そのマエケン以外の投手陣は、救援陣含めて、計算できる
選手が殆どいないのが現状でしょう。
 まずは、この投手力の整備が急務と言えます。
新加入のサファテが凄いと言う話を聞くので期待したいです。

 一方の野手陣ですが、迫力には掛けるものの、赤松、廣瀬、
そよぎ、東出、栗原・・と才能ある面白い選手が結構いると思う
ので、是非とも頑張って頂きたいです。





6位 横浜ベイスターズ


 
 『ぶっちぎりの』最下位が定位置となってしまっているベイスターズ・・
今年は、さらに内川までがチームを離れ、その穴をどう埋めるかが
課題になります。

 低迷の最大の要因は、投手陣の崩壊にある訳ですが、その解決の
見込みは未だに見えてこないのが現状でしょうか。
 せめて、先発の三浦と清水や抑えの山口ぐらいは安定した成績を
残してほしい所です。

 一方の打線ですが、昨年途中からチームに加わり、大活躍した
ハーパーが、今年は1年を通して活躍する事が大いに期待されます。
ハーパー、村田、スレッジのクリーンアップだけは、とりあえず強力で
あると言えそうです。
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by missiontomars | 2011-04-04 22:57 | 野球の話題