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by missiontomars

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映画『スタートレック』を見てきた。劇場版スタートレックの第11作目だ。

僕と、スタートレックのファーストコンタクトは、たしか小学生5年か6年の頃。
当時、深夜にテレビ静岡で放送されていた「新スタートレック(TNG)」を、
父が好きで毎週録画して見ていたのだが、そのビデオをたまたま見たのが
きっかけだった。

 その父は単に「この番組面白いな。」と、毎週チェックしている程度で、
所謂トレッキーと言う感じでは全然なかったのだが、(多分今となっては
ライカーやラフォージと言った名前すらも忘れてしまっているのではあるまいか)
僕の方は、その魅力すっかり魅せられて、その後トレッキーへの道を邁進したの
であった(笑)。

世界中に熱狂的なファンを持ち、40年以上の歴史を誇るスタートレックだが、
なにせ、日本では知名度が低い。過去の劇場版を思い返しても、(ちゃんと
メジャーな劇場で上映されはするものの)割とひっそりと上映されている印象
だったと思う。しかし、今回に限っては何故か多くのメディアで積極的に宣伝
されていた。

 それは、ファンとしてはもちろん嬉しいのだが、一つ残念なのは、時間を割いて
紹介してくれている割には、スタートレックの本分(?)でもある計5つに渡るテレビ
ドラマとしてのスタートレックシリーズ(エピソード数600以上)については、
殆ど紹介されなかった事だろうか。そっちこそが、スタートレックの魅力なんだが。
(劇場版は、テレビ版と比べると、全般的に見て、どうにも劣るってのは、おそらく
トレッキーのほぼ共通認識ではあるまいか?)

さて、今回の映画の話に移ろう。実の所、今回の作品には正直言ってあまり期待
していなかった。

その理由は3つある。

まず、スタートレックの(テレビドラマ)第5シリーズである「エンタープライズ」の
内容に、とてもがっかりさせられていたと言う点が一つ。特にその3,4シーズンに
ついては、「これがスタートレックなのか。。」と、とても悲しい気分にさせられた。
(このエンタープライズシリーズ以降、現在スタートレックは実に20年ぶりの
空白期間を迎えている。)

2点目としては、前作の劇場版であり、TNGシリーズ完結編でもある「ネメシス」が、
これまたがっかりの内容だったと言う点。

3点目としては、単に僕がTNG以降入って来た世代であるので、TOSにはあまり思い
いれがないと言う事だ。

ところがどっこい、今回の作品はなかなか面白かった。

もちろん本分であるテレビシリーズの方がずっと面白いと言う見解に変わりはないが、
劇場版では必ず突きつけられる課題でもある「これまでのファンを納得させつつ、
新しいファンも獲得しなければ。」と言う点を、それなりにクリアしていたように思えた。

TOSにはあまり思い入れがないと上で書いたが、それが逆に良かったかも
しれないとも思う。

あんまり詳しく書いてしまうと、ネタバレになってしまうので避けるが、
一つ言うと、今回の話は所謂「パラレルワールド」ものなのだ。
だから、所謂『正史』と異なる部分も散見される。(もちろんパラレルワールド
である以上、正史を覆した事にはならない訳だが)そこらへんを違和感なく
、すんなり受け入れられたのは、TOSへの思い入れがあまり無かったから
ではないかと思うんである。

僕がうまいと思ったのは、パラレルワールド物と言っても、いきなり

「はい、今回の作品はパラレルワールドだから、今までの正史とは違う部分も
ありますよ!でもパラレルワールドなんだから、矛盾してる訳じゃないからね!
どうぞよろしく!」って感じで映画が始まらなかったことだ。

今までの正史と上手く接点を持たせながら、ゆっくりとパラレルワールドへ導いていく
感じなのである。

ここらへんのテクニックには脱帽だった。続編の作成も決定していると言う事で
期待したいと思う。

ただ、あくまでパラレルワールドである事には変わりないので、あんまり引っ張り
すぎるのはどうかと思うが。

あんまり、引っ張りすぎると、その内「結局どっちが正史やねん?」と言う事に
なってくる。パラレルワールドである以上はあくまで「番外編」なのだ。
そこらへんの意識は(作り手側が)持っておくべきかと。


なんにせよ、スタートレックの本分はテレビドラマ。
そちらでの新シリーズ開始を是非とも期待したい。
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by missiontomars | 2009-06-14 14:34 | 感想・レビュー関連