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by missiontomars

カテゴリ:感想・レビュー関連( 20 )

この間、終戦のエンペラーを見てきました。

内容が内容なだけに、客の年齢層はやや高めでしたね。
まあ『山本五十六』の時と比べれば、20代、30代の人も
ちらちらとは見受けられましたが。

とりあえず、感想としては、なかなか面白かったと
思います。

派手な演出や、あっと驚く展開、オチなどがある訳では
なく、淡々と話が進みます。映画としての抑揚はかなり
少ない印象です。

それでも、不思議と退屈さを感じることはありません
でした。

アメリカ映画が描く、終戦直後の日本。

それも、GHQによる、所謂A級戦犯達の捜索、そして
何より昭和天皇の戦争責任を問うべきか否かの調査を
描く映画と言う事で、どのような歴史感に基づいた作品に
なるかと言う事に、最も注目していましたが、
そこに関して言えば、大きな違和感、不愉快さを感じる事
なく見ることが出来ました。

確かに、ベースはアメリカの歴史感に基づいてはいますが、
日本の立場にも一定レベルの理解を示しているとは言える
でしょう。

少なくとも、『軍国主義・侵略国』の日本帝国を正義の
民主主義国アメリカが制裁し、日本国民を圧政から解放
した・・みたいなゲンナリするような歴史感の押し付けは
ありません。

ストーリーは、大筋では事実に基づいているように見受け
られましたが、個人的に興味を持ったのは、
フェラーズ将校が、所謂A級戦犯達を捜索し、彼らを
事情聴取したシーンですね。あの場面でなされた会話は、
どこまでが事実で、どこからが創作なのか。

特に、近衛がフェラーズに対して語った、「あなた達は
日本を裁こうとしているが、アメリカやイギリスだって
世界中に植民地を作っているのに、一体我々と何が違う
のだ?。」と言った趣旨の言葉は本当にあったのか。

ヤフーのレビューなどを見ていると、この作品の評価は
全体的には好評なものの、やや二分されていて、
低い評価をしている人の論評は、「ただのアメリカ賛美
映画だ。」的なものが多い印象です。

だけど、個人的にはそれは疑問ですね。

そう言う人は、どう言う描き方であれば、納得するの
でしょうか?

日本の真珠湾攻撃は欧米列強に散々追い込まれた結果で
あり、アジアへの進出もまた然り、
そもそも戦争犯罪を問うのであれば、日本の都市への
空襲や原爆投下の方が、遥かに重い戦争犯罪である・・
等々、そこら辺をきっちりと描けば納得と言う事なのか?

それは確かに、その通りだと僕も思いますが、
アメリカ映画にそこを詳細に描くことを求めることは、
ややお門違いであると思うし、そもそも、この映画の
テーマ自体が、そこにはないでしょう。

 逆に言えば、この手の映画をアメリカ側に作られて
しまう事が、あの戦争の指導者やその他の責任ついて、
日本人が総括してこなかった事の裏返しでもある訳で、
そっちの方が問題でしょうね。

 戦争責任と言っても、欧米列強に対するもの、
朝鮮半島、中国等のアジアに対するもの、日本国民に
対するものに分けて考えべきで、
 個人的には、欧米列強に対して日本が負うべき責任は
基本的には一切なく、まして、彼らに一方的に日本の
戦犯を裁くしかくなど、全く持ってないと思うし、

アジア方面に対する責任についても、一定レベルでは
あるものの、当時の時代背景を考えれば、日本にとって、
自存自衛の部分も大きく、とるべき責任についても、
戦後に充分果たし終えていると思いますね。

 問題は、日本国民に対する責任の方で、開戦はやむを
得ない部分があったにしても、明らかに国力の限界を
超えて戦線を拡大し、敗戦が明らかになっても、いつ
までも戦争を継続して、多大な数の犠牲を出した責任は
言い逃れできるものではないと思う。

 もちろん、それはアメリカから裁かれる筋合いのもの
ではないけど、どちらにしても日本人自身はそういった
事を総括してこなかったからこそ、アメリカの方から、
先にこの手の作品が出てくる訳で、
その事を省みず、アメリカ映画の中の歴史認識を
云々しても、しょうがない気もします。

まあ、映画「パールハーバー」ぐらい酷いと、さすがに
ぶっとばしたくなりますが(笑)

ちなみに、フェラーズ将校と日本人女性のロマンスに
ついては、多くの人の評価と同様、僕も蛇足だったと
思いますね。


追伸、めちゃくちゃ久々の投稿になっちゃったっ。
てへぺろっ!
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by missiontomars | 2013-09-24 18:59 | 感想・レビュー関連
ガリレオ劇場版「真夏の方程式」を鑑賞してきました。
なかなか面白かったです。ドラマの方は、あまりにも
トホホな質の脚本続きでしたが、今作は容疑者Xの献身
同様、東野圭吾原作の映画化だけあって、ドラマ版とは
一線を画していますね。

 払ったお金分の価値は十分にあると思います。ただ、
「ここはどうなの?」と思う部分もない訳ではないです。




以下、大いにネタバレ含みます。
未見の方は、お読みにならない事をお勧めします。
読みたい方だけ、続きを読むをクリックしてください。

続きを読む。
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by missiontomars | 2013-07-08 07:28 | 感想・レビュー関連
 ちょっと前になってしまいますが、、三谷幸喜脚本演出の舞台
「ホロヴィッツとの対話」を見てきました。

以下、ネタバレを含んだ感想になりますので、ご注意下さい。

 観劇を終えて、まず頭に浮かんだ感想は、(同じ三谷作品である)
「国民の映画」と似た作風だなと言う事でした。
 帰宅してから知ったけど、今作は「コンフィデント・絆」、「国民の
映画」に続く、海外芸術家シリーズの3作目なんですね。
作風が似ていたのは、そういう訳なのかな。

 登場人物は、世界的ピアニストのホロヴィッツ(段田安則)と
その妻であるワンダ(高泉淳子)、ホロヴィッツに仕えた調律師の
フランツ(渡辺謙)と、その妻であるエリザベス(和久井映見)
と言う2組の夫婦です。(なお、いずれも実在の人物)

 国民の映画は、登場人物がやや多すぎる所が、少し残念に
感じていたのですが、やはり登場人物の人数は、これくらいに
おさめた方が、三谷作品の良さは際立つなと感じました。

 三谷作品の特徴を一言で表すなら、場面転換が殆どなく、
何か新たな出来事や事件が起きる訳でもなく、
登場人物の会話だけで、見事に起承転結を作り出して
しまう点だと思います。

 登場人物が多すぎると、この点が、ぼやけてしまいがちだと
思うんですよね。(まあ、12人の優しい日本人なんかは、
登場人物が多くても、この点見事だったけども)


 話は、フランツとエリザベスが、ホロヴィッツ夫妻を自宅での
ディナーに迎える為に、色々と準備している場面から、始まり
ます。
 気難しいと言うか、我がままと言うか、神経質と言うか、
拘りが強すぎると言うか・・・、そんなホロヴィッツの性格を
知っているだけに、準備にあたふたとしている様子で笑わせて
くれます。

 ホロヴィッツのクセのある性格は重々承知ながらも、
ピアニストとしての才能に惚れ込み、全てを受け入れようと
している感じのフランツが、なんか素敵に感じたり。

 と、ここで三谷作品にしては珍しい場面転換があって、
フランツ宅に出かける前のホロヴィッツ宅の様子が描かれます。

 ここでホロヴィッツとワンダの人物像や2人の関係性が
大体見えてきます。
 子どもみたいなわがままおじいちゃんホロヴィッツと、
それを諭す妻ワンダと言うか。
でも、そんなワンダの方も、実はクセのある人物である事が、
この時点で、なんとなく分かります。


(この場面は、後々のフリになっていたりもするので、
必要性は分かるんだけど、三谷さんがめったに用いない
場面転換を、唯一この場面でのみ用いてまで、何故、
このシーンをわざわざ描きたかったのか?
それがちょっと良く分からなかったです。
上記の必要性の部分については、描きようによっては、
場面転換なしでも表現できたと思うんだよな~。)

ここまでが起承転結の「起」。
 
 さて、フランツ宅やってきてからも、水はエビアンしか
飲まないだの、食事も、あれは食べたいけど、これは食べない
だの、部屋が乾燥しすぎだの、ともかく我がまま放題の
ホロヴィッツ。

 妻ワンダの方も、そんな夫を諭しているようにでいて、
言葉や行動の節々に、上流階級的な我がままさが垣間見え
たりします。
 挙句には、ソファーの位置が悪いと言いだして、勝手に
模様替えを始める始末。

そんなホロヴィッツ夫妻に、これまで我慢していたワンダの
怒りが、ついに爆発します。

と、ここらへんが起承転結の「承」に当るでしょう。

この辺りの会話のやりとりの楽しさと言うか、面白さは、
さすがは三谷さんです。

 ただ、笑いは満載なんだけど、何処かコメディーではないと
言うか、シリアスの空気が漂っていて、これは一体どっち
なんだろう??と言う、フワフワした感じが長く続きます。

 「あれ?ひょっとして、このまま終わっちゃう??」
と心配になりかけた頃になって、ついに「転」がやって
きました。


 なんだかんだあったものの、ホロヴィッツ夫妻も
ディナーには、それなりに満足したようで、一応は、
一段落かと言う雰囲気が漂います。

 しかし、ワンダが、フランツ家の子育てについて、
あれこれと口出しをしはじめて、エリザベス家の子ども達と
比べて、うちのソニアはこんなにも素晴らしいなどと延々語り
出す事に、辛抱堪らなくなったエリザベスが、ついに、禁断の
一言を発してしまうのです。


「ソニアは、もう亡くなったのよ!」
「あなたがソニアの話をするたびに、周りが気を使って
おかしな空気になるのに気が付かないのか!」


 言い返す言葉が見つからない様子のワンダ。

そして、ホロヴィッツが、ゆっくりと口を開きます。
「娘は、我々が殺したようなものだ。」と。

ワンダは、名指揮者であるトスカニーニの娘でした。
トスカニーニとホロヴィッツという偉大な音楽家の血を
継ぐ娘に、多大なる期待をかけていたワンダ。

 しかし、それが重荷となって、娘のソニアは自殺未遂して、
その後に亡くなったのです。

 一方のホロヴィッツも娘に芸術面の才能がない事を
早い段階で見抜いていて、それをワンダに指摘はしていた
ものの、それ以上の干渉をすることはなく、言わば放任して
しまっていたのでした。
 
何とも切ないホロヴィッツの告白。

「子を失った悲しみがあなたに分かる?」
「神など存在しない。」
と言うワンダに、フランツが涙ながらに語ります。

「空襲で信心深い家族を失い、神様なんていないと思った。」
「だけど、土に埋めておいた楽器が奇跡的に無傷で出てきて、
また希望を持てた。」
「神様に頼ったり、まして非難したりするのではダメ。神様は
いつも傍にいるんだ。」

この独白の場面はなかなかの圧巻です。


この10年間、娘が自殺をしたと言う現実とその原因に、
それぞれ違った形で目を背けてきたホロヴィッツ夫妻が、
やっと、現実に真正面から目を向けるきっかけとなる
場面だろうと思います。

 最後はホロヴィッツ夫妻が帰宅後の両夫婦の会話と
ちょっとした後日談で、普段は他人の家のピアノは
ひかないホロヴィッツが、フランツ宅のピアノを
弾こうとすることろで終わります。
ここらへん、もう少しだけ、時間を掛けてしっかり描いて
欲しかった気もします。



 登場人物の設定以外、一切の予備知識なしで見に
行ったのですが、それぞれに拘りと誇りのあるピアニスト
と調律師の物語なのかと思ったら、そこはあまり重要では
なくて、とある家族と家族の物語と言う感じでしたね。

それにしても、段田さんと高泉さんの芝居は見事に硬軟
織り交ぜてと言う感じで楽しかったです。



           以上、長々と書いてみましたが、
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
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by missiontomars | 2013-04-15 16:45 | 感想・レビュー関連
最近、劇場で生で観劇出来ていない三谷幸喜脚本・演出の作品をDVDで、
少しずつチェックしているのですが、今回は『マトリョーシカ』を見ました。

 もう10年以上前の作品になるのですが、いや~、これ非常に面白かった
です。これまで見てきた三谷作品の中でもトップレベルの作品かも。

所謂、劇中劇と言うか、入れ子構造になっている作品です。

 『とある有名劇団の代表作の主演を長きに渡って務めてきたベテラン俳優
(松本幸四郎)。
彼は、次からその役を演じる事が有力である若手俳優(市川染五郎)を
招きます。その若手俳優が、役を演じるのに相応しいかどうか、
オーディションを行って見極めようと言うわけです。
 若手俳優は、恐縮しながらも、彼の指示に従って奮闘します。
ところが、オーディションなどと言うのは、実は全くの大嘘。ベテラン俳優は、
本当は役を譲る気など全くなく、若手俳優に役を辞退するように迫り、
さもなくばこの場で殺すと脅します。
 しかも、オーデョションの中で指示されて、若手俳優が取っていた行動は、
実はベテラン俳優のアリバイ工作の一環で、若手俳優が自殺したかのように
見えるよう仕組まれていたのです。 
 とうとう追い詰められた若手俳優は、彼に促されるままに飛び降り自殺を
してしまう・・・。』




 と言う、三谷作品にしては、かなりシリアスな展開のストーリーが冒頭から
展開されます。


 がしかし、実はこれ自体が劇中劇で、このストーリーは、
今度から若手俳優が演じることになるであろう演劇の筋書きだったのです。

 ベテラン俳優は、若手俳優がその役を演じるのに相応しいかどうかを
見極めるために、オーデョションを行っていたと言う訳です。

  観客は、飛び降り自殺をしたはずの若手俳優が、「どうでしたか?」と
言う感じで舞台後方から再登場したところで、初めて、先ほどまでの
シリアスな展開が、実は劇中劇であった事を知る事になります。

 言わば、ここまでが物語としての第一部。

 第二部以降、物語は一気にコメディーとして展開し始めます。
第一部は大いなる振りになっている訳です。

 さて、当然、観客は第二部から、(舞台上における)現実の物語が
始まると思って、芝居を見る訳ですが、ところが、これがまたも大いなる
振りになっていている。

 本作のタイトルがマトリョーシカである事の意味が、ここに隠されて
います。

分かってみると、実に洒落たタイトルです。

「どこまでが劇中劇で、どこまでが真実なのか?」を行ったりきたり
しながら繰り返す、なかなか複雑な展開にも関わらず、その一方で、
ストーリーとしては単純で分かりやすくまとめられています。

 場面展開が一切ないと言う三谷演劇の特徴も色濃く表れています。

 また、ハチャメチャな展開に見えて、終わってみると、実は起承転結が
しっかりしてるのが三谷コメディの基本だと僕は思っていますが、
(バッドニュースグッドタイミング、ラヂオの時間など)
本作に関しては、起・承・転・結が、よりくっきり区切られている印象です。

 まあ、百聞は一見に如かず。DVDを購入するだけの価値は十分に
あるだけの作品だと思うので、興味のある方は是非ご覧になって頂きたい
ところです。  

 
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by missiontomars | 2012-11-06 11:06 | 感想・レビュー関連
昨日、「ライアーゲーム~再生(リボーン)~」を観てきました。

まず、今回の新作、主役であったはずの神埼直は登場しません。代わりに
篠宮優と言う映画オリジナルの役柄が登場しています。

 さて、感想ですが、正直言って、前作のファイナルステージと比べると、
その質はかなり落ちると言わざるを得ません。

 確かに、ゲームの勝敗を巡る争い、互いの必勝法の攻防などの点では、
前作に迫るだけのものがあったと思います。

 この手の作品では、ゲームのルールは、単純であるべきでしょう。
ルール自体は極めて単純であるにも関わらず、その中で、意表をつくような
逆転劇や、「なるほど、そう言う手があったか!」と言う必勝法を描き出す。
 それこそが作家の腕の見せ所なはずです。

 この点が連ドラ版のシーズン2では、ややおざなりになっていましたが、
劇場版のファイナルステージでは、見事な出来栄えであったと言うのが、
僕の認識です。

 そして、この「ルール自体は単純にも関わらず・・」の点で言えば、今作も
前作に近いくらいの出来栄えにはなっていたと思います。

 しかし、単にゲームの勝敗だけでなく、物語として全体を眺めてみると、
なんとも脚本の雑さが目立ちます。

 まず、ライアーゲーム事務局ですが、これまでの独特の存在感や
不気味さが全くありません。
 開催主だからと言うことで、とりあえず登場させただけの感が否めません。

はっきり言って、芦田愛菜は完全なミスキャストでしょう。
事務局員独特のクールさが全く感じられません。と言うか、あの役所を子役に
やらせようと言う事自体が不自然な訳ですが。。。
まあ、単に話題作りをしたかっただけなのでしょう。
もう一人の事務局員である江角マキコに至っては、台詞すらも、
殆どない始末・・・。

はっきり言って、2人とも(開催者がいないと成り立たないと言う点を除けば)
全く必要ないキャラクターだったと言わざるを得ません。

 事務局員以外の登場人物についても、そのキャラクターを掘り下げる事が
全くもって、出来ていません。
 ゲーム参加者の個々のキャラが殆ど不明確なままで話が進み、結局最後
まで描く事が出来ていませんでした。

 これは、ライアーゲームの様な心理戦を描く作品では、致命傷だと言わざる
を得ない失策ではないかと感じます。


 さて、ライアーゲームの基本スタンスは、誰もが他人を信用しきれず、
自分の事だけを考えて行動する中で、何処までも純粋でバカ正直な神埼直が、
何度も騙され、何度酷い目にあっても、その信念を曲げずに人を信じ続ける事で、
最後には、周りの人物の気持ちを動かしていくと言うもののはずです。

 このスタンスの難しいところは、そこに至るまでの経緯をしっかりと描き込まない
と、ラストが非常に白けたものになってしまうリスクがある点です。

 それは当然の話で、ついさっきまで、エゴ丸出しで、自分の事だけを考え、
他人を平気で蹴落としてきた人間が、たった1人の純真な人物の
「みんなで助け合って協力しましょう。」と言う説得だけで、
「確かにそうだよね。」となっては、白けないはずがないからです。

 しかし、前作までのライアーゲームは、そうはならなように、そこに至る
までの過程をしっかりと描きこんでいました。前作までは・・・・・

 何なんですか?今作のあのラストは?
さっきまで自分の事だけを考えていた人物が、皆揃いも揃って、あっさりと
改心して、賞金メダルを分け与えて助け合う・・・。

君達の、その心境の変化は何故故ですか??そこが伝わってこないし
描けていないのです・・・。


 ついでに言うと、エンドロール終わりのおまけのオチ・・
ファイナルステージでは、思わず拍手したくなるような綺麗さがあったけど、
今作はそれもイマイチ・・・。

と言うか、あの極めて論理的な秋山が、篠宮の人物像を探るのに、そんな
不明瞭な手を使うかなあ。。



 


 
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by missiontomars | 2012-03-05 14:48 | 感想・レビュー関連
 映画「麒麟の翼」観てきました。いや~、良かったです。 ここ最近で観た映画の中では、
1番良かったんじゃないかな。

 なお、僕はドラマ新参者は未見ですし、原作の方も読んで ません。
読書は大好きだけど、ノンフィクションしか読まない 人間なので、東野圭吾の事も
殆ど知りません。 そう言った人間の感想であると言う事は念頭に置いた上で お読み
頂ければと思います。



(直接的なネタバレはしないように配慮して書きましたが、 レビューと言う性質上、
間接的なものを含めれば、全くゼロ ではありません。これから、ご覧になる方は
ご注意下さい。読みたい方だけ、「続きを読む。」をクリックして下さい。)

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by missiontomars | 2012-01-31 21:44 | 感想・レビュー関連
 三谷幸喜脚本演出の舞台、『90ミニッツ』を観劇してきました。


 交通事故にあった9才の男の子が病院に運び込まれます。
大量に出血をしていて、90分以内に手術を始めなければ、子どもは確実に
死んでしまう。
 ところが、病院に駆け付けた父親は、地域の慣習からくる信仰から、輸血を
頑なに拒絶します。しかし、輸血無しの手術など、絶対にありえない。

手術の同意書へのサインを拒み続ける父親と、どうにか輸血への理解を得て、
サインをもらおうとする医者の90分間のやりとり。


とまあ、こんな感じのストーリーです。


 終始、密室に2人だけでの会話劇、一切の場面転換がなく、音楽すらもない。
言わば、三谷演劇の真骨頂とも言える設定と言えます。
 しかし、今作はコメディでありません。寧ろ、これまでの三谷作品の中で、
最も笑いの要素が少ないとすら言える、シリアスです。

(以下、ネタバレ含みます。読みたい方だけ、続きを読むをクリックして
下さい。)

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by missiontomars | 2012-01-17 20:40 | 感想・レビュー関連
三谷幸喜・脚本監督作品の「ステキな金縛り」を見てきました。

感想はですね~・・・う~ん正直に言うと、三谷幸喜ファンの僕から
すると、ちょっと期待はずれだったかな。。まあ、構想10年だなんて
言うから、ちょっとハードル上げすぎた部分も、あるとは思いますが・・。

 いや、もちろん面白かったんですよ。ただ、笑いの絶対量自体は、
これまでの作品と比べると、明らかに少なかったですね。

でも、それは良いんです。と言うのも、笑いの両が少なかったのは、
恐らく三谷さんも分かっていて、寧ろ敢えてそうしているんだろうなと
感じるフシがあったので。作風が、これまでのコメディーとは明らかに
違ったたんですよね。

三谷作品は、特に舞台の場合に顕著ですが、場面転換が少ないのが
特徴の一つなんです。1つの建物、場合によっては、1つの部屋の中
だけで、物語りが完結してしまう場合が、しょっちゅうです。

 それと通底しているのですが、個人的に三谷作品の魅力の1つには、
「ストーリー展開と言うほどの展開がないにもかかわらず、起承転結が
しっかりとしている。」と言う部分があると思うんです。

 しかし、今回は割と場面転換が多く、ストーリーもしっかりありました。
にも関わらず、起承転結は逆に弱まっていたのではないかなと感じます。

 また、三谷さんは以前から『自分は喜劇作家なので、心に残る作品を
書こうとは思わない。作品を見ている間は、ただひたすら笑ってもらえて、
一歩劇場を出たら、内容なんてすっかり忘れてしまっている。そんな作品が
理想。』と言う主旨の事を語っていています。

 しかし、僕はこれは、三谷さんの照れ隠しだと考えています。

 と言うのも、三谷作品は、例えコメディーであっても、最後に少しほっこりと
するオチを付けてくる場合が多いんですよね。それも、凄く自然で、あざとく
ない形で。

 散々笑った後に、そんな場面が来る事で、「あ~三谷作品を見た。」と言う
充足感を感じる事が出来る訳です。

 今回の作品も最後に、ほっこり系のシーンが来るんですが・・

正直、今回のは、あざとかった。自然な感じでもなくて、やや取ってつけた感も
否めない・・・。そこら辺がちょっと残念でしたね。

 また、映画では、「THE有頂天ホテル」以降ずっと言える事なのですが、
商業的成功を義務付けられているあまりに、大物俳優が多数出演する事になり、
登場人物の多さなどから、返って1人1人の人物を深く掘り下げる事ができなく
なっている部分も感じます。

 「ラヂオの時間」なんかは、商業的には、さしてヒットしてないけど、あれが一番
三谷さんらしかったな~。映画じゃないけど、HRも好きだった。

 とりあえず、年明けの三谷さんの舞台「90ミニッツ」のチケットを取ったので、今は、
それが楽しみですね。


 
こないだ遂にさっしーが夢に出てきたwいや、もう重症ですな、これ(笑)

ところで、「さしこのくせに」が最終回を迎えた数日後に、さっしーの
ブログ、指原クオリティーに、大分に帰省してましたって内容の
記事がアップされて、「さしこのくせにのスペシャルロケなんじゃな
いか?」とか、「さしこのくせにDVD化に伴う、特典映像を撮りに行った
んじゃないか?とか、いろいろ憶測が飛び交ってたけど、
どっちも違ったのかな。。。本気でDVD化を心待ちにしてるんだけどw

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by missiontomars | 2011-11-08 10:15 | 感想・レビュー関連
ドラマ「ニュース速報は流れた」を、レンタルDVDで一気見 しました。
脚本は踊る大捜査線で有名な君塚良一。

 感想はですね、期待通り、非常~に面白かった!!・・のですが、
その全てが最終回で台無しでした。。。ほんとガッカリ。。

 ネタバレになるような記述は避けますが、一言で言えば、完全に
書き手側の自己満足の最終回。

 君塚良一本人は、「どうだ!これまでにない斬新な最終回だろ!」
とでも思っているのでしょうが、視聴者は、誰もあんな事求めてない
っちゅ~ねん。。。

 いやね、この手のドラマの最終回での、典型的な失敗例ってのは、
それまで散々伏線を張っておきながら、それを全然回収出来ずに
終わってしまうと言うパターンだと思うんですよ。

 要するに完全な無計画脚本。僕は見てませんが、20世紀○年だとか、
エヴァン○リオンだとかが、そうだったと言う話は良く聞きます。

 でもね、「ニュース速報は流れた。」は、それとは違います。
しかけられた伏線は全てしっかりと回収されていきます。とても
良くできたストーリーだと思います。それだけに非常に残念なんです。

 「ニュース速報は流れた」は、全10話構成なんですけど、 最終回は
第11話となっていて、第10話は存在しないんです。

 簡単に言えば、第11話を見て、第10話の内容を推理してみて
下さいねってコンセプトなんです・・・。

 でも、その第11話が物凄くダラダラ退屈な感じで。。

 いやね、第9話(つまり最終回の前話)が終わった時点で、多少の
違和感はあったんですよ。
 思った以上にストーリーが進んじゃったんで、ちょっと不思議に は
感じたんです。はっきりとゴールが見えてしまったと言うか。

 それでも、その時は、「まあ最終回だけは予定調和型のストーリー で
行くって事なんだろうな。」と思ったんです。

 視聴者の予想や期待を、どんどん裏切っていくってのも、面白さの1つ
ですけど、最終的に視聴者の求める通りの結末を用意するって タイプの
面白さもあるんですよね。別にそれがレベルが低いって 訳でもない。
 踊る大捜査線なんかは、完全にそっちのタイプでしょう。

「ニュース速報は流れた。」は裏切り型のストーリーですが、 君塚さんは、
やっぱり踊るでの印象が強いですから、
「ああ最終回だけは、踊る的な感じで行くんだな。」と思ったんです。

 と言うか、それが良かったと思うんですよね。その方がよっぽど 気持ちの
いい最終回になったはず。 少なくとも、第10話を省いてしまうみたいな変な
演出は絶対に いらなかったと思うのですが。。。

 とりあえず、東都テレビコンプライアンス部の内田明恵役を演じた佐津川
愛美って娘は、今回初めて知ったのですが、非常に かわいかったです。 
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by missiontomars | 2011-08-29 21:48 | 感想・レビュー関連
 先週、ダウンタウンの松っちゃん監督作品「さや侍」を見てきました。

松っちゃん3本目の作品ですが、少なくとも、これまでの作品の中で、
最も映画らしい映画になっていた事だけは、間違いないと思います。

 (なお、作品の基本的な設定等をご存じない方は、公式HPでご確認
下さい。
http://www.sayazamurai.com/
 冒頭で流れる予告CMを見れば、概要は充分理解出来るはずです。)

これ以降、一部ネタバレを含みます。読みたい方のみ「続きを読む」を
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by missiontomars | 2011-07-04 19:48 | 感想・レビュー関連