『宮崎駿のi Pad批判に感じる違和感』の巻
2010年 09月 27日
宮崎駿氏がiPadと、そのユーザーを痛烈に批判したと言う事で、一部で話題に
なっています。ちょっと気になったので、宮崎氏の発言がどのようなものあった
のか調べてみたのですが。。。正直言って、違和感ありまくりです。
一言で言ってしまえば、「老人の説教」と言う感じですね。
例えば、「欲しい情報が居ながらにして手に入る。」などと言ったi Padの先進性や
利便性の指摘に対する彼の反応は、
「あのね、誰でも手に入るものは、たいしたものじゃないという事なんです。本当に
大切なものは、iナントカじゃ手に入らないんです。」と言うもの。
インターネットの普及以降、誰もが一度は耳にした事があるであろう、紋切り型の
発言です。
では、宮崎氏が言う「本当に大切なもの」は何かと言えば、例えば「安宅(あたけ)
型軍船」があるらしい。
氏曰く「欲しい情報はこの軍船の漕座の雰囲気や、漕手の生活や心理状態。
こうしたことはiPadを使っても探し出すのは不可能。「安宅型軍船」の情報は、様々な
記録から自分で推測するしかないし、大切な情報は自分でその場に出かけていって
想像力を注ぎ込んで初めて得られるものだ。」との事。
まあ、これについても誰もが似たような意見を耳にした事があるのではないでしょうか。
あのさ、別に僕だって、i Padやインターネットだけで、世の中の全てが分かるだなんて、
思ってはいませんよ。
実際に触れてみなければ分からない事が沢山ある。これについては全く同感だし、
i Padユーザー含め殆どの人は、それに異論はないでしょう。
i Padやインターネットなどの優れた点何か?、沢山あるので一言では言えません。
ただ、宮崎氏の発言にあった『誰でも手に入るもの』と言う言葉に絡めて言えば、一昔前で
あれば、時間をたっぷりかけて本屋やら図書館やらで文献だのなんだの、あさらなければ
手に入らなかったような情報が、『誰でも(簡単に)手に入るもの』になった、と言う事でしょう。
これは、素直に素晴らしい事と認めていいでしょう?ネットだってi Padだって、結局は
ツールに過ぎないんですから。
僕と同じような感覚を抱いた人も、当然ながらいたようで、『資料探しの道具として使い
こなせば良いのでは?」という質問もあったらしいです。
その質問の流れで、「時間をいただけるなら、文献を調べて取り寄せることもiPadで
出来ます。」というインタビュアーの言葉に対しての彼の返答は
「あなたの人権を無視するようですが、あなたには調べられません。なぜなら、
安宅型軍船の雰囲気や、そこで汗まみれに櫓を押し続ける男達への感心も共感も
あなたは無縁だからです。
世界に対して、自分で出かけていって想像力を注ぎ込むことをしないで、上前だけを
はねる道具としてiナントカを握りしめ、さすっているだけだからです。」
あんぐり・・・なんでそんな決めつけが出来るの??どこにそんな根拠が?
i Padユーザーは全員、物事に実際に触れず、想像力を注ぎ込まず、上前だけを
はねる人間だって事でしょうか?恐ろしい偏見です。
例えば、i Padやネットを通して、様々な情報を入手しながら勉強して、ある程度
見識を深めた上で、現地に赴いて実際に肌で感じると言った過程は充分ありえる
はずです。
実際に実践している人だって、かなり沢山いるのではないでしょうか?
そう言ったところには思いはいたらないのかな?
その他にも、
『iPadを使っている人は新製品にとびついて得意になっているだけの
「自慰行為」そのもので嫌悪感すら覚える。』
『 iPadに何の関心も感動も持てない。人がそれを触っている様は気色悪い
だけで嫌悪すら感じる。』
『その内に電車の中でその妙な手つきで自慰行為のようにさすっている人間が
増えるんでしょうね。』
『一刻も早くiナントカを手に入れて、全能感を手に入れたがっている人は、おそらく
沢山いるでしょう。
あのね、六〇年代にラジカセ(でっかいものです)にとびついて、何処へ行くにも誇ら
しげにぶらさげている人達がいました。今は年金受給者になっているでしょうが、その
人達とあなたは同じです。新製品にとびついて、手に入れると得意になるただの消費者に
すぎません。』
と、そこまで言うか?と言うほど言いたい放題。
新製品に興味を惹かれるのって、ある種自然な感情でしょう?そこまで口汚く罵らなけ
ればならない事ですか?
そりゃ度が過ぎてれば、問題だとは思いますが・・・
漫画家やアニメーターと言った仕事をする人は、風や流行に簡単に流されない感性
が求められる一方で、新しいものに対しても偏見を持たずに、柔軟な視点をもてる事
も同時に求められると思うんですがね。
皆さんは、どのように感じます??
なっています。ちょっと気になったので、宮崎氏の発言がどのようなものあった
のか調べてみたのですが。。。正直言って、違和感ありまくりです。
一言で言ってしまえば、「老人の説教」と言う感じですね。
例えば、「欲しい情報が居ながらにして手に入る。」などと言ったi Padの先進性や
利便性の指摘に対する彼の反応は、
「あのね、誰でも手に入るものは、たいしたものじゃないという事なんです。本当に
大切なものは、iナントカじゃ手に入らないんです。」と言うもの。
インターネットの普及以降、誰もが一度は耳にした事があるであろう、紋切り型の
発言です。
では、宮崎氏が言う「本当に大切なもの」は何かと言えば、例えば「安宅(あたけ)
型軍船」があるらしい。
氏曰く「欲しい情報はこの軍船の漕座の雰囲気や、漕手の生活や心理状態。
こうしたことはiPadを使っても探し出すのは不可能。「安宅型軍船」の情報は、様々な
記録から自分で推測するしかないし、大切な情報は自分でその場に出かけていって
想像力を注ぎ込んで初めて得られるものだ。」との事。
まあ、これについても誰もが似たような意見を耳にした事があるのではないでしょうか。
あのさ、別に僕だって、i Padやインターネットだけで、世の中の全てが分かるだなんて、
思ってはいませんよ。
実際に触れてみなければ分からない事が沢山ある。これについては全く同感だし、
i Padユーザー含め殆どの人は、それに異論はないでしょう。
i Padやインターネットなどの優れた点何か?、沢山あるので一言では言えません。
ただ、宮崎氏の発言にあった『誰でも手に入るもの』と言う言葉に絡めて言えば、一昔前で
あれば、時間をたっぷりかけて本屋やら図書館やらで文献だのなんだの、あさらなければ
手に入らなかったような情報が、『誰でも(簡単に)手に入るもの』になった、と言う事でしょう。
これは、素直に素晴らしい事と認めていいでしょう?ネットだってi Padだって、結局は
ツールに過ぎないんですから。
僕と同じような感覚を抱いた人も、当然ながらいたようで、『資料探しの道具として使い
こなせば良いのでは?」という質問もあったらしいです。
その質問の流れで、「時間をいただけるなら、文献を調べて取り寄せることもiPadで
出来ます。」というインタビュアーの言葉に対しての彼の返答は
「あなたの人権を無視するようですが、あなたには調べられません。なぜなら、
安宅型軍船の雰囲気や、そこで汗まみれに櫓を押し続ける男達への感心も共感も
あなたは無縁だからです。
世界に対して、自分で出かけていって想像力を注ぎ込むことをしないで、上前だけを
はねる道具としてiナントカを握りしめ、さすっているだけだからです。」
あんぐり・・・なんでそんな決めつけが出来るの??どこにそんな根拠が?
i Padユーザーは全員、物事に実際に触れず、想像力を注ぎ込まず、上前だけを
はねる人間だって事でしょうか?恐ろしい偏見です。
例えば、i Padやネットを通して、様々な情報を入手しながら勉強して、ある程度
見識を深めた上で、現地に赴いて実際に肌で感じると言った過程は充分ありえる
はずです。
実際に実践している人だって、かなり沢山いるのではないでしょうか?
そう言ったところには思いはいたらないのかな?
その他にも、
『iPadを使っている人は新製品にとびついて得意になっているだけの
「自慰行為」そのもので嫌悪感すら覚える。』
『 iPadに何の関心も感動も持てない。人がそれを触っている様は気色悪い
だけで嫌悪すら感じる。』
『その内に電車の中でその妙な手つきで自慰行為のようにさすっている人間が
増えるんでしょうね。』
『一刻も早くiナントカを手に入れて、全能感を手に入れたがっている人は、おそらく
沢山いるでしょう。
あのね、六〇年代にラジカセ(でっかいものです)にとびついて、何処へ行くにも誇ら
しげにぶらさげている人達がいました。今は年金受給者になっているでしょうが、その
人達とあなたは同じです。新製品にとびついて、手に入れると得意になるただの消費者に
すぎません。』
と、そこまで言うか?と言うほど言いたい放題。
新製品に興味を惹かれるのって、ある種自然な感情でしょう?そこまで口汚く罵らなけ
ればならない事ですか?
そりゃ度が過ぎてれば、問題だとは思いますが・・・
漫画家やアニメーターと言った仕事をする人は、風や流行に簡単に流されない感性
が求められる一方で、新しいものに対しても偏見を持たずに、柔軟な視点をもてる事
も同時に求められると思うんですがね。
皆さんは、どのように感じます??
by missiontomars
| 2010-09-27 18:59
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